近年,カメラの性能が向上し,1000[Hz]を超える高フレームレート動画が撮影可能になっている. 一方,現行のディスプレイの上限は60[Hz]程度であり,ハイスピードカメラで撮影された動画を実時間再生で表示する場合には,フレームレートの低フレームレート化が必要である. 従来,フレーム間隔を等間隔に保つように低フレームレート化が実施されていた. しかし,フレームを厳密に等間隔に選択しなくても視覚的には大きな画質劣化は発生しないことがわかっている. したがって,低フレームレート化を実施するにあたって,フレームの選択の自由度は高くなる.視覚的に同等の画質であれば,より迫力のある動画を出力できることが望ましい. また,低フレームレート化に関する迫力感性の客観評価を行った研究は著者が知る限り見当たらない. そこで,本研究では,ハイスピードカメラを使って高フレームレートで撮影した動画をフレームの選択を自由に行い,低フレームレート化し,迫力のある動画をディスプレイで表示することを目指す 作成した動画に対して,アンケートによる客観評価を行い,等間隔にサンプリングする方法(提案手法1)との比較をし,差分間の最大の変化率を用いてサンプリングする方法(提案手法2)の有効性を示す.