夏休みにカッパをつかまえに行く あの夏の日 私は河童を捕まえに 旅に出た 淀川の上流の瀬田川に向かった 川の大きな淀みのところで おじいさんが魚釣りして  居たから 声をかけてみた 「ねえお爺ちゃんこの辺に河童いますか?」 「いるかもしれないし? いないかもしれない? 居たとしても綺麗な心を 持って居ないと見えないよ? 大人の人間には 見えないんだよ? どうして河童を 探してるんだい?』 「捕まえて皆んなに 見せたいの? 「 みんなの びっくりする顔が見たいの」 「君は河童を 見せ物にしたいのかい?」 「そうよ河童は小さなお化けだもん絶対捕まえる』 「そうか河童は 小さなお化けなのか」 そう言うとお爺ちゃんは  ため息をついた、、、 わたしは1人で川べりを 棒で叩きながら河童を探した- 2時間ほど必死で 探したけど見つからなかった 「やっぱりいないかあ。」 仕方ないお弁当食べようとおにぎりを出して食べてたら 目の前の水面にかっぱの頭…? お皿が見えた 見つけた 捕まえようと水の中に入った 捕まえた… 手を捕まえた! 子供だ 河童の子供だ!! やったと思ったら 水の流れが早くて 溺れそうになった やばい…溺れる… 助けて  息が苦しい もうだめだ、、、 間 あれぇ…ここ何処だろう 天国か?地獄か? えー河童に取り囲まれている キャーーーアーーー 怖いどうしよう お母さん河童 お父さん河童 お兄さん河童 あと私が 捕まえようとした こどもの河童「女の子」 怯えていたら お母さん河童が話かけて来た 「大丈夫?溺れてて どうなるかと思ったわ 良かった 」 お父さん河童が子供の河童に 「あれだけ言ってただろう人間には近づくなと、 どうして近づいて行ったの?」 こども河童が 「優しそうだったしおにぎりが美味しそうだったから」 と笑った よく見ると怖く無い 、、、 可愛い🩷 お兄さん河童が私に 「どうして泳げないのに水の中に入って来たの?」 えっどうしよう?まさかこの子を捕まえて皆んなの見せ物にしようと思っていたなんて… 言えない💦 黙っていると お母さん河童が 「食べなさい」と言って お魚ときゅうりを出してくれた お腹すいてたけど流石に 生魚はなぁ…食べれない… きゅうりだけは何とか食べれた お父さん河童が「『ウーバイーツ河童』に人間の食べ物を持って来てもらうから待ってて」 と言ってくれた!(◎_◎;) 河童携帯を出して (携帯持ってるんかいっ!) 「もしもしお爺ちゃん女の子に食べるものをコンビニで買ってきて」と言ってた !(◎_◎;) しばらくしたら ウーバイーツ河童がおにぎりとサンドイッチ持って来てくれた !(◎_◎;) 落ち着いたから 河童さん達たちといっぱい お話をした 日本中に河童さんの世界があって仲良く暮らしている事や 昔は都会の中の池の中にも 住んでいたけど埋め立てられて 住めなくなった事や 水が汚くなったから こんな山奥で今は住んでいる ことを話してくれた お兄さん河童が泳ぎを教えてくれた それから河童音頭教えてくれた カカカカパパパパカカパパどん (乗れない💦)皆んなで星空を見ながらおしゃべりもした 夏の夜空のお星様の話をしてくれた あれが射手座 あれが天秤座 あれがベカだよと 教えてくれた そんな河童さんの 横顔見てたら 何だか分からないけれど ドキドキした お兄さん河童がこれあげると 小さな星の形の石をくれた 僕の宝物だよ 大好きな君に あげると言ってくれた 綺麗な可愛い小石だった 2人でずーと話し続けて 楽しかった やがてお母さん河童が 「もう少ししたら夜が明けてくるからお帰りなさい人間の世界は大騒ぎしてあなたの帰りを待っているわ」と言った 人間と河童は住む世界が違うからと言った そうか私がいなくなって探してくれてるのか 子供の河童が お別れは嫌だ!と… もっと遊んでと言った そして泣き出した お兄ちゃん河童はなにも 言わなかったけど 泣いてた 涙がこぼれてた お父さん河童が お兄ちゃん河童に 優しく言った 河童が泣く時は 水の中で泣きなさい 人に涙はみせてはいけないからと言った 水の中に入って泣いてた 河童を見ていたら 私が恥ずかしくなった こんなに優しい河童を 捕まえて見せ物にしようと 思っていたなんて、、、 子供の河童を抱きしめて ごめんねお別れだねと言った時 涙が溢れてしまった 夜明けを待って  人間がいない事を 確認してから 丘に上がった 親子河童が見送ってくれた 皆んな泣いてた 手を振ってくれてたけど あれぇ…何だかぼやけて来て やがて見えなくなった いつもの場所にお爺さんがいた お爺ちゃん河童さんたちが 消えたんだけど、と聞いたら 「それはね…あなたが恋をして 大人になったからだよ 大人になったら河童は 見えないんだ 」 そう言うとお爺ちゃんは 麦わら帽子を取った 頭のてっぺんに お皿がのっている 「えー!びっくり お爺ちゃんは河童だったんだ」 楽しい夏休みになったかい 君は優しくていい子だと 言ってくれた その後お爺ちゃん河童も 透明人間みたいに消えていった もう河童さん達には会えないんだと思ったらまた泣けて来た その時遠くから 私を呼ぶ声が聞こえた お父さんやお母さんや警察 の方や沢山の方が私を探してた さよなら河童さん 大好きだよ❤️ 忘れないからね もらった小石を握りしめて みんなの方に駆け出した 「お父さんお母さん 私はここよー!」 立ち止まって川の方を見たら ー いつもと変わらぬ流れの 水辺に釣竿と麦わら帽子だけが 残ってた ー