「胸の三日月」 作詞:むかし☆みらい 春浅き 中国山地の 背を越えて 鳥の声 ひとつ 空を裂いてゆく 芽吹き待つ 草は 風に乱れて 遠く見下ろす 街の灯り 黒い衣に 抱いた月は 闇の静けさ 守る印 木の実尽きても 山を降りるな そこはもう お前の場所じゃない 頼むから 出てこないでおくれ (くまさん… くまさん…) アスファルトの道を 歩かないで (くまさん…) 人は お前を 許しはしない ただ 命を 落とすだけだから 胸の三日月 闇に隠して (くまさん…) 深い森へ どうか戻っておくれ ネットのニュースが 速報を告げ 赤いランプが まわる街 里山の境 消えた今は 出会えば どちらかが 傷つくだけ 丸い耳に 短いしっぽ 鋭い爪も 生きるためだけ 銃口の前では 束の間の夢 振り返り 山の奥を目指せ 頼むから 降りてこないでおくれ (くまさん… くまさん…) その足を 今すぐ 止めておくれ (くまさん…) 憎くて 拒むわけじゃないんだ ただ お前に 生きていてほしい 胸の三日月 夜空に預け (くまさん…) 風の中に 姿を消しておくれ 山を見渡す 丘の上から 風に揺れる 草に 願いを込めて どうか届けと 呟いている 頼むから 山へ帰っておくれ (くまさん… くまさん…) 深い森の中で 生きておくれ (くまさん…) (くまさん… くまさん…) (森の中へ…)