昔々、JC村というところには、たくさんの青年経済人が暮らしていました。 その一人が太陽のようなリーダー『アマテラス君』です。 まるで陽の光のように暖かく、神々しいアマテラス君を中心に、青年経済人たちはみんな仲良く過ごしていました。 そしてもう一人、剛腕で知られた副リーダーの『スサノオ君』もJC村の住人です。 傍若無人に振る舞うスサノオ君は、周りの青年経済人を困らせてばかり。 アマテラス君は、そんなスサノオ君のことを「これも個性だ。何か考えがあるのはず…」と、いつも寛大に見守っていました。 しかし、調子にのったスサノオ君は、ついに取り返しのつかない事件を起こしてしまいます。 それにはアマテラス君もカンカン。 ついに我慢が出来なくなったアマテラス君は、天岩戸という洞窟に入ると、入り口を大きな岩で塞ぎ、閉じこもってしまいました。 他の青年経済人がどれだけ声をかけても出てきません。 太陽のようなアマテラス君がいなくなったことで、村の空気は悪くなり、次々に災いが吹きだしました。 「なんとかして出て来てもらわなくては…このままでは存続できない!」 八百万の青年経済人が集まって会議を始めました。 ある青年経済人は「次代を担う子どもたちが健やかに過ごせる社会環境を整備して笑顔を増やせば、その笑い声に驚いて顔を出すのでは?」 また、ある青年経済人は「JC村が主体となって素敵なまちづくり運動を展開すれば、熱い想いが届くのではないか?」 青年経済人たちは頭を抱え、考えの限りを議論します。 はじめは、アマテラス君に戻ってもらうための会議でしたが、議論の先に見える未来に、いつしかワクワク、ドキドキし、次第に楽しくなってきました。 しばらくすると、青年経済人たちの楽しそうで賑やかな声が、岩戸の中のアマテラス君に届きます。 「外は雰囲気が悪いはずなのにどうしたんだ?」 不思議に思ってほんの少し岩戸を開け、そばにいた青年経済人に「どうしてこんなに楽しそうなんだ?」と尋ねました。 すると青年経済人は、こう答えました。 「アマテラス君に頼るだけではなく、自分たちが率先して行動した方が楽しいと知ったのです」 驚いたアマテラス君は楽しそうな青年経済人をもっとよく見ようと、岩戸の外へ身を乗り出しました。 「今だ!それ!」 扉を開けたアマテラス君を、力持ちの青年経済人が引っ張り出しました。 アマテラス君が外に出るとみんな大喜び。 「ああ、よかった。これまで貴方に頼り切りでしたがもう安心です。もう閉じこもったりしないでください。」 こうして無事に太陽のようなアマテラス君が戻ったJC村は、ピンチをチャンスに変え、困難を楽しむことを知った青年経済人たちと共に、これまで以上に魅力的な場所になったとさ。